備前焼祭りに毎年東京から、来られるお客様が、おられます。
備前焼が、売れないと聴いて久しいこの頃、私は関係者ではないのですが、心底嬉しく、ありがとうございますの気持ちで、いっぱいになりました。
10数年来年に一度備前に訪れる事を目標に、懸命に働いて来たと、おっしゃるその言葉に嘘はないと感じました。
近年は、ご懇意にされている作家さんの販売をお手伝いされるとのこと。
ご自身が、備前をお好きなのは、勿論、備前人気が盛り上がりを見せてくれることが夢だとも、おっしゃる。
そういえば、20年ほど前、K先生の大ファンを自称されるお客様もいらっしゃいました。
祭りにおいでになるのは当然のこと、各地の個展には夜中から並ぶと、お聞きしてこの度と同じような気持ちになったことを思い出します。
当然といえば当然ですが、私よりお若い作家さんのご活躍を、見聞きするこの頃、お若い方々に、長年に渡って備前に向けて静かなれども、熱い気持ちで、応援下さるファンの声が届いていることを願って止みません。