北海道利尻島から取り寄せた真昆布をふんだんに使い、弱めの火力で5時間以上かけて煮出す出汁。北前船によって”天下の台所”へ運ばれていた時代から変わらぬ、大阪の日本料理店に伝わる贅沢なとり方です。
一番出汁には朝挽いたばかりの鰹節を加え、甘みと透明度の高いお吸い物に。煮物には鶏や干し椎茸など、素材のおいしさを引き出す出汁をそれぞれ用意しています。
北海道利尻島から取り寄せた真昆布をふんだんに使い、弱めの火力で5時間以上かけて煮出す出汁。北前船によって”天下の台所”へ運ばれていた時代から変わらぬ、大阪の日本料理店に伝わる贅沢なとり方です。
一番出汁には朝挽いたばかりの鰹節を加え、甘みと透明度の高いお吸い物に。煮物には鶏や干し椎茸など、素材のおいしさを引き出す出汁をそれぞれ用意しています。
料理に使う素材は、全国の産地を訪れ、漁師や農家、市場で働く人たちと直接話し、実際に見た上で選んだもの。頻繁に連絡を取り合い、常に新鮮な食材を仕入れています。
また、地元岡山の食材も豊富に使用。経験を重ねた今だからわかる地元のよさを、お客さまにも味わっていただきます。海外や県外からのお客さまにも、岡山の味覚を味わえるひとときを喜んでいただいています。
「料理の七割は道具で決まる」。大阪での修業時代に身につけた信条を守り、八方では道具を重視しています。食材によって使い分ける包丁は、京都の有次で選んだもの。一流の道具に恥じない技術を磨いてきました。
食材のなかでも特に魚は、切り方によって風味が変わります。脂の多さや繊維の向きに沿って、素材のおいしさを最もご堪能いただける切り方を工夫。一皿ひと皿を大切にご提供しています。
Dishes
八方では骨董と備前焼、九谷焼を中心とした器を使用しています。各地の窯元や骨董品店、現代作家の作品から厳選しました。食材の美しさをひき立たせるだけでなく、お客さまのハレの日や特別な時間を彩る器をご用意しています。
季節ごとの変化や、手に取ったときの質感、中を覗いたときの感動まで。お客さまの喜びに寄り添い、かけがえのない時間を演出する器を、心ゆくまでお楽しみください。
Atmosphere
店内いっぱいに広がるカウンターは、「お客さまの様子を見ながら食べきれるだけの料理をお出しする」喰切料理のスタイルを際立たせます。調理から盛り付けまで、一切のごまかしがきかないカウンターでの調理は、料理人の本質が問われるもの。
真心と磨き上げた技術を込めました。向かい合ったお客さまとのご縁が末永く続くよう、最高のおもてなしをいたします。